夜、照明に照らされたグラウンドで一人ボールと向き合う子どもの後ろ姿

没頭できるものを、見つけてほしい。

なんでもいい。時間を忘れて打ち込めるものがあれば。

今、それがサッカーなら、とことん没頭してほしい。

WISDOMは、その手助けをするクラブです。

WISDOM FOOTBALL ACADEMY
代表 塚本守章

大切にしていること

小学生年代で何を身につけるべきか。大人は何をするべきか。
その考えを、5つにまとめました。

体格が効くのは、今だけ

小学生年代では、体が大きい子、足が速い子が有利です。これは事実で、否定しません。ぶつかれば勝てる。走れば追いつく。その時期は確かにあります。

ただ、サッカーは小学生で終わりません。

中学、高校と進むにつれて、体格の差は縮まっていきます。全員が成長期を迎え、周りが追いついてくる。そのとき、何が残るか。

サッカーの理解度と、基礎技術です。

体格で押し切ってきた選手が止まり、考えてきた選手が伸びていく。その逆転は、必ず起きます。

だからWISDOMは、今日勝つためだけの力を育てません。体格の差が消えたあとに残るものを、今のうちに積んでおく。それが小学生年代にやるべきことだと考えています。

もちろん、体が大きいこと、足が速いことは大きな武器です。そこに理解と技術が乗れば、さらに強くなる。否定したいのは体格ではなく、体格だけに頼ることです。

考えるだけでは、プレーにならない

止める。蹴る。運ぶ。置く。思ったところへ、思った速さで。

考えたことを実行に移すのは、技術です。頭で分かっていても、足が応えなければプレーは生まれません。逆に技術があっても、どこで使うのか分からなければ、ただの技術で終わります。

賢さと技術。両方が揃って、はじめて武器になります。

そしてこの2つは、伸びる時期が決まっています。ボールを扱う感覚も、状況を読む力も、小学生年代が土台になる。だからWISDOMは、この2つに時間を使います。

一人が分かっていても、勝てない

どれだけ理解している選手がいても、周りが同じ絵を見ていなければ機能しません。パスの出し手が見ている絵と、受け手が見ている絵が違えば、そのパスは通りません。

だからWISDOMは、チーム全体で立ち位置と狙いを揃えます。

小学生は技術、中学以降で戦術。よくそう言われます。WISDOMは、逆です。

まずチームとして何をしたいかを共有する。そのうえで、それを実現するために必要な技術を身につける。順番が逆だと、技術は身についても、いつ使うのかが分からないままになります。

全員が同じプレーをできる必要はありません。ドリブルで剥がせる選手も、長いボールを通せる選手も、それぞれでいい。

ただし基礎技術だけは、全員に必要です。それがなければ、そもそもサッカーが成立しません。

答えは、渡さない

「ここはこうするんだよ」と先に教えれば、その場は早く進みます。ミスも減ります。

でも、答えを渡され続けた子は、考えることをやめます。

サッカーの答えは、自分で掴むものです。大人にできるのは、そこへ向かうきっかけを置くことだけ。時間はかかりますが、自分で掴んだものは忘れません。

子どもは、自分で掴んだときに伸びます。そして伸びた実感が自信になり、また次を掴みにいく。

もうひとつ、大人が気をつけるべきことがあります。

チームが強くなるほど、上手い子がいるほど、大人はもっと教えたくなります。けれど受け取る側の理解が追いついていなければ、それは重荷にしかなりません。

足すのではなく、適切に足す。詰まっている子には、引く。

教えないのではなく、教えるタイミングを選ぶ。それがWISDOMのコーチングです。

努力を、努力と思わなくなるまで

プロになれる可能性は、限りなく低い。それは事実です。

それでも、上手くなろうとした時間は残ります。どう努力するかを工夫したこと。結果が出ない時期も続けたこと。それは、サッカーを離れたあとに効いてきます。

努力の仕方を知っている人は、どこへ行っても通用します。

ただ、一番強いのはその先です。

周りから見れば努力でも、本人は好きでやっているだけ。そういう状態に入った子は、誰にも止められません。

その入口を、見つけてあげたい。

どうなるか分からない未来に、没頭できるものがひとつあること。それは幸せなことだと思います。

サッカーでも、他の何かでも。